November 30, 2011

完走報告(星川郁乃)

例によってぎりぎりでしたが
題詠Blog2011、なんとか完走しました。
ほんとにこの締め切り間際でないとできない性格をなんとか直したいものです。

五十嵐さま、みなさま、ありがとうございました。

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100:完(星川郁乃)

完売の札は貼られて特売のキャベツの外葉微かに匂う

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099:惑(星川郁乃)

惑星のない恒星はさみしいしわたしはくらい衛星でいい

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098:味(星川郁乃)

後付けの意味を探している日暮れ 一番咲きの山茶花を切る

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097:毎(星川郁乃)

痛みにもやがては慣れて毎日をおおむね静かな海だとおもう

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096:取(星川郁乃)

明日のために取り分けておく感情が少しずつ脂気を失う

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095:遠慮(星川郁乃)

遠慮には二種類あると言う人よありがたくないほうでいいから

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094:裂(星川郁乃)

なにかしら意味も必要もあるのだろう裂けるチーズが裂けることにも

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093:迫(星川郁乃)

夜と霧 水晶の夜 迫害はときにうつくしい名でしるされる

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092:念(星川郁乃)

記念日を一つ減らして帰る夜のわたし 暦の上では自由

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091:債(星川郁乃)

かなしみはは負債のように語られてカップの底に溶け残る粒

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090:そもそも(星川郁乃)

そもそも、と言い出したなら最後まで責めておしまいなさいよ、時雨 

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089:成(星川郁乃)

成長と老いと死までをわたくしに刻んでいったものの名 猫よ

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087:閉(星川郁乃)

もう閉じたページの君にひかりあれ思い出という補正をかけて

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086:貴(星川郁乃)

ありふれた日々ですわりと平穏なくらしです半貴石のような

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